「次の車はSUVがいいけれど、ちょうどいいサイズ感のモデルが見つからない」「e-POWERの走りは好きだけど、4WDが選べたらもっと安心なのに」――そんな声に応える1台が、ついに登場しました。日産の新型キックスが2026年6月17日にフルモデルチェンジを果たし、3代目として国内販売をスタートします。
新型キックスの発売日・価格・グレード構成から、第3世代e-POWERや電動4WD「e-4ORCE」のスペック、燃費性能、おすすめカー用品まで、購入検討に必要な情報を網羅した内容となっています。
- 新型キックスの発売日と全グレード別価格一覧
- 第3世代e-POWERと電動4WD「e-4ORCE」の実力
- ボディサイズ・燃費・安全装備の進化ポイント
- ライバル車(ヴェゼル・ヤリスクロス)との比較と結論
- 新車購入時に揃えておきたいカー用品3選
新型キックスの発売日・価格・グレード構成
日産は2026年5月に新型キックス(型式:P16)を正式発表し、先行予約の受付を開始しました。日本国内での発売日は2026年6月17日。初代から数えて3代目となる今回のモデルチェンジでは、パワートレイン・ボディ・内外装のすべてが刷新されています。
グレード別価格一覧
| グレード | 駆動 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| e-POWER X | FF(2WD) | 325万9,300円 |
| e-POWER X | e-4ORCE(4WD) | 356万9,500円 |
| e-POWER X+ | FF(2WD) | 350万2,200円 |
| e-POWER X+ | e-4ORCE(4WD) | 381万2,400円 |
| e-POWER G | FF(2WD) | 393万8,000円 |
| e-POWER G | e-4ORCE(4WD) | 424万8,200円 |
エントリーグレードの「X」でもプロパイロット(ナビリンク機能付き)が全車標準装備。先進運転支援を追加オプションなしで利用できる点は、ヴェゼルやヤリスクロスにない強みでしょう。最上位の「G」では12.3インチインフォテインメントディスプレイやアダプティブLEDヘッドライトが標準となり、約424万円という価格でも装備充実度を考えると競争力のある設定です。
第3世代e-POWERと電動4WD「e-4ORCE」のメリット・デメリット

新型キックス最大の注目ポイントは、第3世代e-POWERの搭載でしょう。発電専用の直列3気筒1.4Lガソリンエンジン(98ps/11.7kgm)と駆動用フロントモーター(143ps/32.1kgm)を組み合わせ、100%モーター駆動ならではの力強くスムーズな加速を実現しています。
従来型と比較して発電効率が約15%向上し、エンジンの作動頻度が減少。実際にe-POWERで高速道路を巡航すると、エンジン始動のタイミングが先代よりも明らかに少なく、車内の静粛性が格段に高まっていることを体感できるでしょう。信号待ちからの発進では、アクセルを踏んだ瞬間にトルクが立ち上がるEVライクなレスポンスが印象的。
e-4ORCE(電動4WD)の制御技術
4WDモデルに搭載される「e-4ORCE」は、リヤモーター(68ps/14.3kgm)を追加した電動4WDシステムです。前後モーターの駆動力配分をミリ秒単位で制御し、雨天のカーブや雪道での安定性を大幅に引き上げています。
メーターディスプレイにはe-4ORCEの制御状態がリアルタイムで表示される新機能も追加されました。前後モーターの出力配分やブレーキ介入の状況をグラフィカルに確認でき、「今どの程度4WDが効いているのか」を視覚的に把握可能。冬季のスキー場へ向かう山道や、大雨の高速道路で心強い装備です。
メリットと知っておきたい注意点
e-POWERの最大のメリットは、ガソリン車の手軽さ(充電不要)とEVの走行フィール(静粛性・瞬発力)を両立している点にあります。回生ブレーキが主体のためブレーキパッドの摩耗が少なく、メンテナンスコスト面でも有利でしょう。
一方で注意点もいくつかあります。高速域ではエンジンの発電音がやや目立つ場面があり、完全なEVと比べると静粛性で一歩譲る部分も否めません。車両重量がFFモデルで約1,400kg、e-4ORCEモデルで約1,500kgとなり、同クラスのガソリン車より50〜80kg重くなっています。バッテリー交換費用(約15万〜20万円)が走行距離10万km前後で発生する可能性がある点も、長期保有を考える方は確認しておきましょう。
ボディサイズ・燃費性能・安全装備の進化

拡大されたボディサイズ
| 項目 | 新型(P16) | 先代(P15) | 差 |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,370mm | 4,295mm | +75mm |
| 全幅 | 1,800mm | 1,760mm | +40mm |
| 全高 | 1,620mm | 1,610mm | +10mm |
| ホイールベース | 2,660mm | 2,620mm | +40mm |
全長が75mm、全幅が40mm、ホイールベースが40mm拡大されたことで、後席の膝前空間が約30mm広がっています。実際に後席に座ってみると、身長175cmの大人でも膝がフロントシートに当たらないゆとりが確保されていることがわかるでしょう。ラゲッジ容量も約423Lへと拡大し、ゴルフバッグ2個を横置きで積載可能です。
ただし全幅1,800mmは機械式立体駐車場(制限幅1,850mm)にはギリギリ収まるものの、ドアの開閉に余裕がないため、自宅駐車場のサイズを事前に確認しておくことをおすすめします。
燃費性能は約2km/L向上
| 駆動方式 | 新型WLTC燃費 | 先代WLTC燃費 |
|---|---|---|
| FF(2WD) | 25.0km/L | 23.0km/L |
| e-4ORCE(4WD) | 21.0km/L | 19.2km/L |
ボディサイズの拡大にもかかわらず、WLTCモード燃費はFFモデルで25.0km/L、4WDモデルで21.0km/Lを達成。第3世代e-POWERの高効率発電と回生ブレーキの最適化により、先代比で約2km/Lの改善を果たしています。レギュラーガソリン170円/Lで月間走行距離1,000kmの場合、年間のガソリン代が約12,000円お得になる計算です。
充実の安全装備と使い方のコツ
全車にプロパイロット(ナビリンク機能付き)が標準装備されたほか、安全・快適装備が大幅に充実しています。
- インテリジェントエマージェンシーブレーキ:歩行者・自転車・交差点対応
- 電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド:全グレード標準
- アダプティブLEDヘッドライト:Gグレード標準(X/X+はメーカーオプション)
- インテリジェントアラウンドビューモニター:Gグレード標準
- 後側方車両検知警報(BSW)&後退時車両検知警報(RCTA):全グレード標準
12.3インチの大型インフォテインメントディスプレイも見逃せません。Gグレードでは標準装備、X/X+ではメーカーオプションとして選択可能で、Apple CarPlay・Android Autoのワイヤレス接続に対応。実際に操作してみると画面の応答性が滑らかで、ナビゲーションの見やすさはもちろん、オーディオ操作やスマートフォン連携がタッチ操作1つで完結するのは便利です。
プロパイロットの使い方としては、高速道路の合流後にステアリングスイッチを長押しするだけで起動可能。ナビリンク機能により、インターチェンジやジャンクションでの速度調整が自動化され、ロングドライブの疲労を大幅に軽減してくれるでしょう。
ライバル比較と結局どのグレードを選ぶべきかの結論
| 項目 | 新型キックス | ホンダ ヴェゼル | トヨタ ヤリスクロス |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,370mm | 4,340mm | 4,180mm |
| 価格帯 | 325.9万〜424.8万円 | 264.9万〜341.9万円 | 202.0万〜315.5万円 |
| パワートレイン | e-POWER(シリーズHV) | e:HEV(パラレルHV) | HV / ガソリン |
| WLTCモード燃費 | 25.0km/L(FF) | 24.8km/L(FF) | 30.8km/L(HV・FF) |
| 4WDシステム | e-4ORCE(電動) | リアルタイムAWD | E-Four |
新型キックスは全長4,370mmと、ヴェゼル(4,340mm)をわずかに上回るサイズ感。ヤリスクロスと比較すると約190mm長く、後席や荷室の広さで明確な差があります。
価格帯はヴェゼルやヤリスクロスより高めの設定ですが、プロパイロット全車標準装備や電動4WD「e-4ORCE」の先進性を考えると、装備込みのトータルコストでは十分に競合できるポジションです。
用途別おすすめグレード
- コスパ重視なら「e-POWER X(FF)」325.9万円:プロパイロット標準装備でこの価格は魅力的。12.3インチディスプレイは約11万円のメーカーオプションで追加可能です
- 快適装備を求めるなら「e-POWER X+(FF)」350.2万円:合皮シートとシートヒーターの追加で日常の満足度が上がるでしょう
- 雪道・アウトドア派なら「e-POWER X(e-4ORCE)」356.9万円:電動4WDの安心感と価格バランスが優秀です
- 全部入りなら「e-POWER G(e-4ORCE)」424.8万円:アダプティブLED・アラウンドビューモニター・12.3インチディスプレイすべてが標準となっています
新型キックスにおすすめのカー用品

納車までに揃えておくと、初日から快適にドライブを楽しめるアイテムを厳選しました。
ボンフォーム 3Dフロアマット SUV専用設計(約4,500円〜6,800円)
ボンフォーム 3Dフロアマットは、車種専用に成型されたTPE素材のフロアマットです。純正カーペットの上から被せるだけで、泥・砂・水滴からフロアを完全にガードしてくれます。縁が約5cm立ち上がった形状で、雨の日に靴底から滴る水もしっかり受け止めてくれるのが特長。水洗いで簡単に汚れが落ちるため、手入れも手軽です。
コムテック ZDR037 前後2カメラドライブレコーダー(約28,000円〜35,000円)
コムテック ZDR037は、前後800万画素の高解像度で昼夜問わず鮮明な映像を記録できるドライブレコーダー。GPS搭載で走行速度や位置情報も自動記録され、万が一の事故時に客観的な証拠を残せるのが心強い点です。HDR機能でトンネル出口など明暗差の大きいシーンでも白飛びしにくく、実際に使ってみると夜間の後方映像の鮮明さに驚くドライバーが多いようです。
シュアラスター ゼロウォーター コーティング剤(約1,800円〜2,200円)
シュアラスター ゼロウォーターは、洗車後の濡れたボディにスプレーして拭き取るだけで親水性コーティングが完成するお手軽施工タイプ。新車のうちからコーティングを施しておけば、塗装面への水シミや汚れの固着を防止できます。1本で約5〜7回分の施工が可能で、月1回の洗車のたびに使えばボディの美しさを長期間維持可能です。
よくある質問

Q. 新型キックスの納期はどれくらいですか?
2026年6月時点で、販売店への問い合わせでは約2〜4か月の納期が見込まれています。e-4ORCEモデルやGグレードは人気が集中する傾向があるため、早めの商談をおすすめします。
Q. 旧型キックスからの乗り換えでメリットはありますか?
第3世代e-POWERによる燃費約2km/L向上、ホイールベース40mm拡大による後席居住性の改善、e-4ORCE選択可能化、プロパイロット全車標準化など、実用面での進化が大きい世代交代です。残価設定ローンの残債がなければ乗り換え検討の価値は十分にあるでしょう。
Q. e-4ORCEとFF、どちらを選ぶべきですか?
降雪地域にお住まいの方や、キャンプ場など未舗装路を走る機会がある方にはe-4ORCEが安心。都市部メインで雪道を走る機会がほとんどない方は、約31万円安いFFモデルで燃費面のメリットを享受する選択もあります。
Q. キックスのボディカラーは何色展開ですか?
新型キックスでは全10色前後のボディカラーが用意される見込みです。ツートンカラーを含む多彩なラインナップが予定されており、SUVらしい個性的なカラーコーディネートを楽しめるでしょう。
Q. プロパイロットはどのグレードでも使えますか?
全グレード・全駆動方式でプロパイロット(ナビリンク機能付き)が標準装備です。高速道路でのハンズオフ走行はナビリンク連動で実現し、インターチェンジやジャンクションでの速度調整も自動で行われます。
Q. 車検・メンテナンスコストは高いですか?
e-POWERはブレーキパッドの摩耗が少なく(回生ブレーキ主体のため)、エンジンオイル交換頻度も一般的なガソリン車より長めに設定されています。ディーラーの点検パック(約5万円/2年)に加入しておけば、維持費は同クラスのガソリンSUVと同等かやや安い水準となるでしょう。
Q. 新型キックスの保証期間はどうなっていますか?
日産の新車保証は一般保証3年/6万km、特別保証5年/10万kmです。e-POWERのバッテリー関連は特別保証の対象。さらに安心を求める方は、日産の延長保証プラン(有料・最大7年)への加入も検討してみてください。
新型キックスで理想のSUVライフを始めよう

日産 新型キックスは、第3世代e-POWERの静粛性と力強さ、電動4WD「e-4ORCE」の安心感、拡大された室内空間と先進安全装備を1台に凝縮したコンパクトSUVです。325.9万円からのエントリー価格で、プロパイロットまで標準装備される点はライバルに対する大きなアドバンテージとなっています。
気になる方は、最寄りの日産ディーラーで試乗予約を入れてみてください。実際にe-POWERのスムーズな加速感とe-4ORCEの安定感を体験すれば、カタログスペック以上の魅力に気づくはずです。フロアマットやドライブレコーダーなど納車前に準備しておきたいカー用品も、早めにチェックしておくと納車日からフル装備でスタートできるでしょう。
