梅雨のツーリング中、山間部で突然の豪雨に見舞われた経験はありませんか。視界が一気に悪くなり、グローブの中まで浸水し、帰宅後にブーツから水が滴る――そんな不快な思いをしたライダーは少なくないでしょう。2026年の梅雨シーズンを快適に乗り切るには、バイク専用のレインウェア選びが欠かせません。
この記事では、耐水圧・透湿度・重量・価格の4軸で厳選した人気レインウェア8着を徹底比較します。通勤ライダーからロングツーリング派、街乗り中心の方まで、用途別のおすすめも紹介していますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
バイク用レインウェア選びで押さえるべき3つの数値

レインウェアのスペック表には聞き慣れない単位が並びますが、重要なのは次の3つの指標です。
耐水圧(mm)― 防水性の目安
生地がどれだけの水圧に耐えられるかを示します。一般的な小雨なら耐水圧5,000mmで対応できますが、高速道路を走行すると風圧で雨が生地に押し付けられるため、バイク用途では最低10,000mm、できれば20,000mm以上が推奨されています。
透湿度(g/m²/24h)― ムレにくさの指標
24時間で1m²あたり何gの水蒸気を外に逃がせるかを示す数値です。梅雨時期は湿度が高いため、8,000g/m²/24h以上を選ぶとウェア内部のベタつきを軽減できます。ゴアテックス素材の製品では13,500g/m²/24hを超えるモデルもあります。
重量と収納サイズ ― 携帯性の決め手
ツーリング時にはシート下やサイドバッグに収納するため、軽さとコンパクトさも見逃せないポイントです。上下セットで1kg以下なら携帯性に優れているといえるでしょう。
【2026年版】バイク用レインウェアおすすめ8選ランキング
| 順位 | 商品名 | 耐水圧 | 透湿度 | 重量(上下) | 税込参考価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | ゴールドウイン GSM22203 Gベクター3 コンパクトレインスーツ | 20,000mm | 12,000g | 約780g | 約19,800円 |
| 2位 | RSタイチ RSR048 ドライマスター レインスーツ | 20,000mm | 10,000g | 約850g | 約18,920円 |
| 3位 | ワイズギア YAR30 サイバーテックスII ダブルガードレインスーツ | 20,000mm | 12,000g | 約900g | 約14,080円 |
| 4位 | コミネ RK-539 ブレスターレインウェア フィアート | 28,246mm | 8,500g | 約950g | 約14,190円 |
| 5位 | デイトナ DR-001 ハイパフォーマンスレインウエア | 20,000mm | 5,000g | 約1,050g | 約13,200円 |
| 6位 | ラフアンドロード RR5232 デュアルテックスコンパクトレインスーツ | 10,000mm | 5,000g | 約680g | 約9,680円 |
| 7位 | ナンカイ SDW-9105 ストレッチレインスーツ | 15,000mm | 7,000g | 約820g | 約11,000円 |
| 8位 | ホンダ TN-W42 アーバンレインスーツ | 10,000mm | 5,000g | 約750g | 約8,800円 |
※重量・価格はサイズ・販売店により変動します。2026年4月時点の情報です。
1位: ゴールドウイン GSM22203 Gベクター3 コンパクトレインスーツ
アウトドアブランドとしての技術力を活かし、耐水圧20,000mmと透湿度12,000g/m²/24hを両立させたハイエンドモデルです。3層構造の防水透湿素材により、長時間の高速走行でも浸水しにくい設計になっています。ゴールドウイン GSM22203(約19,800円)は、収納時にペットボトル2本分ほどのサイズに収まるコンパクトさも魅力です。背面のベンチレーションが走行風を取り込み、梅雨の蒸し暑い日でもウェア内の湿度上昇を抑えてくれます。
2位: RSタイチ RSR048 ドライマスター レインスーツ
RSタイチ独自の防水透湿素材「ドライマスター」を採用した定番モデルです。耐水圧20,000mm・透湿度10,000g/m²/24hのバランスの良さに加え、ストレッチ性のある生地がライディングポジションでの突っ張り感を軽減します。袖口のベルクロアジャスターと裾のドローコードで、走行中のバタつきを細かく調整できる点も見逃せません。カラーバリエーションが豊富で、ブラック・レッド・イエローなど視認性の高いカラーも選べます。
3位: ワイズギア YAR30 サイバーテックスII ダブルガードレインスーツ
ヤマハのアクセサリーブランド「ワイズギア」が手がけるレインスーツです。ワイズギア YAR30(約14,080円)の最大の特徴は「Wガードシステム」で、雨水が侵入しやすい襟元・袖口・腹部の3箇所を二重構造でカバーしています。耐水圧20,000mm・透湿度12,000g/m²/24hという高いスペックを維持しながら、フッ素化合物を使わない環境配慮型の撥水加工を採用しているのもポイントです。S〜4Lまでの7サイズ展開で、体格を問わず選びやすくなっています。
4位: コミネ RK-539 ブレスターレインウェア フィアート
コミネ独自の透湿防水素材「ブレスター」を使用し、耐水圧28,246mmという圧倒的な防水性能を実現したモデルです。高速道路での走行や、豪雨の中を数時間走り続けるようなシーンで真価を発揮します。透湿度は8,500g/m²/24hで、価格は約14,190円。コストパフォーマンスを重視するライダーに根強い人気があります。背面と腕部の反射素材により、雨天時の夜間走行でも被視認性を確保しています。
5位: デイトナ DR-001 ハイパフォーマンスレインウエア
ストレッチTPUコート生地を採用し、身体の動きに追従する着心地の良さが特徴です。デイトナ DR-001(約13,200円)は、斜めに配置されたフロントフラップがファスナー部分からの浸水を効果的に防止します。首元にはクロロプレン素材の高い襟を備え、二重袖・二重裾の構造で雨滴の侵入経路を徹底的に塞いでいます。耐水圧20,000mmで通勤からツーリングまで幅広く対応できます。
6位: ラフアンドロード RR5232 デュアルテックスコンパクトレインスーツ
上下セットで約9,680円という手頃な価格帯ながら、独自素材「デュアルテックス」による防水・透湿機能を備えたエントリーモデルです。重量約680gと8製品中最軽量で、コンパクトに収納できるため、念のためバッグに忍ばせておくサブ用レインウェアとしても重宝します。3M製リフレクターや防燃ガードなど、安全面への配慮もしっかり施されています。
7位: ナンカイ SDW-9105 ストレッチレインスーツ
2WAYストレッチ素材を全面に採用し、ライディングポジションでの窮屈さを解消したモデルです。耐水圧15,000mm・透湿度7,000g/m²/24hのスペックは、日常的な通勤や街乗りに十分な性能を発揮します。価格は約11,000円で、初めてバイク専用レインウェアを購入する方にも手が届きやすい設定になっています。
8位: ホンダ TN-W42 アーバンレインスーツ
ホンダ純正アクセサリーのレインスーツで、約8,800円と手頃な価格が魅力です。耐水圧10,000mmは一般道中心の使用なら問題なく、通勤・通学メインのライダーにちょうど良いスペックです。シンプルなデザインで普段着に近い見た目のため、到着後にそのまま屋内に入っても違和感が少ない点が好評です。
用途別おすすめレインウェアの選び方

通勤・通学メインの方
毎日のように着脱するため、着やすさと収納性を最優先に選ぶのがおすすめです。ラフアンドロード RR5232やホンダ TN-W42は軽量コンパクトで、シート下にも収まりやすい設計になっています。耐水圧は10,000mm程度でも、一般道の速度域なら十分に機能します。価格帯は1万円以下で揃えられるため、予備を職場に置いておく使い方もできます。
ロングツーリング派の方
高速道路での走行風や数時間にわたる連続使用を考えると、耐水圧20,000mm以上・透湿度10,000g以上のハイスペックモデルが安心です。ゴールドウイン GSM22203やRSタイチ RSR048は、長時間着用しても蒸れにくく、浸水リスクを大幅に低減してくれます。ワイズギア YAR30も「Wガードシステム」により縫い目からの浸水を二重にブロックするため、豪雨の中でも安心感があります。
街乗り中心の方
短時間の移動が多い街乗りでは、デザイン性と着脱のしやすさがポイントになります。ナンカイ SDW-9105はストレッチ素材で動きやすく、信号待ちや駐輪場での取り回しもスムーズです。デイトナ DR-001もストレッチ生地を採用しており、タウンユースに適した1着です。
レインウェアの寿命を延ばすメンテナンス術

どれだけ高性能なレインウェアでも、メンテナンスを怠ると撥水性能は確実に低下します。以下の3ステップを習慣にすることで、レインウェアの性能を長く維持できます。
- 使用後はすぐに陰干し:裏返して風通しの良い場所に干します。直射日光は生地の劣化を早めるため避けてください
- 月1回は中性洗剤で手洗い:汗や皮脂が透湿膜を塞ぐため、定期的な洗濯が重要です。柔軟剤は撥水性を損なうため使用しません
- 撥水スプレーの再加工:洗濯後に市販の撥水スプレーを噴霧し、ドライヤーの温風で定着させると撥水効果が復活します
一般的なレインウェアの買い替え目安は3〜5年です。縫い目のシームテープが剥がれ始めたり、撥水スプレーをかけても水が染み込むようになったら交換時期のサインです。
よくある質問
Q1. コンビニのカッパではダメですか?
緊急時の一時しのぎとしては使えますが、バイク走行には向いていません。耐水圧が低く、風圧で簡単に破れたり、走行風でバタついて視界を遮る危険があります。安全面からもバイク専用のレインウェアを常備することを強くおすすめします。
Q2. 耐水圧は高ければ高いほど良いですか?
必ずしもそうとは限りません。耐水圧が極端に高い素材は、透湿性が犠牲になるケースがあります。一般道メインなら10,000〜15,000mm、高速道路を頻繁に使うなら20,000mm以上を基準に、透湿度とのバランスで選ぶのが賢明です。
Q3. サイズ選びのコツはありますか?
ライディングジャケットの上から着用するため、普段着よりワンサイズ上を選ぶのが基本です。試着できる場合は、ライディングポジション(前傾姿勢)をとったときに背中が引っ張られないか確認してください。
Q4. レインウェアの下に着るインナーは何がおすすめですか?
吸汗速乾のスポーツインナーが最適です。コットン素材は汗を吸って乾きにくく、体温低下の原因になります。梅雨時期は気温が高くても雨に打たれると体が冷えるため、速乾性の高い素材を選んでください。
Q5. グローブやブーツの防水対策はどうすればよいですか?
グローブは防水仕様のレイングローブを別途用意するのが確実です。ブーツにはレインブーツカバーを装着する方法が手軽でおすすめです。レインウェアの袖口をグローブの外側にかぶせ、裾をブーツカバーの外側にかぶせると浸水リスクが大幅に減ります。
Q6. 真夏の雨天走行ではレインウェアが暑すぎませんか?
透湿度8,000g/m²/24h以上のモデルであれば、走行中は風を受けるためそこまで暑さは感じにくくなります。ベンチレーション(通気口)付きのモデルや、メッシュインナーを備えた製品を選ぶと、停車時の蒸れも軽減できます。
Q7. 撥水と防水の違いは何ですか?
撥水は生地表面で水を弾く加工で、防水は生地そのものが水を通さない構造です。レインウェアには両方の機能が必要で、撥水加工は使用とともに劣化するため定期的なメンテナンスが求められます。防水機能は素材自体の特性なので、シームテープが健全であれば長期間維持されます。
梅雨も快適にツーリングを楽しむために
バイク用レインウェアは、安全性と快適性を左右する重要な装備です。今回ご紹介した8製品は、いずれも耐水圧10,000mm以上の実用的なスペックを備えており、用途や予算に応じて最適な1着を選べます。
通勤メインならラフアンドロード RR5232(約9,680円)のようなコンパクトモデル、ロングツーリングには耐水圧・透湿度ともにハイスペックなゴールドウイン GSM22203やRSタイチ RSR048が心強いパートナーになるでしょう。コストパフォーマンスと防水性能のバランスでは、ワイズギア YAR30やコミネ RK-539も有力な選択肢です。
梅雨入り前にレインウェアを準備しておけば、突然の雨にも慌てずに済みます。この記事を参考に、次のツーリングシーズンに向けて装備を整えてみてはいかがでしょうか。雨の日でもバイクに乗る楽しさは変わりません。万全の雨対策で、梅雨のツーリングを思いきり満喫してください。
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