Honda E-Clutch搭載の新型CB750 HORNETが登場
ホンダは2026年4月16日、Honda E-Clutchを搭載した新型「CB750 HORNET E-Clutch」を発売しました。メーカー希望小売価格は114万9,500円(税込)。Honda Dream店での専売モデルとなっています。
CB750 HORNETは2023年に登場したミドルクラスネイキッドですが、今回のE-Clutchモデルでは電子制御スロットル(TBW)も新たに採用。クラッチ操作の自動化と電スロの組み合わせにより、従来モデルとは一線を画すスポーティな走行体験を実現しています。
年間販売計画は国内500台。この記事では、E-Clutchの仕組みから実際のスペック、従来モデルとの違いまで詳しくお伝えします。
Honda E-Clutchとは?|初心者にもわかる仕組み解説

クラッチレバーなしでもギアチェンジできる技術
Honda E-Clutchは、クラッチ操作を電子制御で自動化する技術です。通常のマニュアルミッション車ではクラッチレバーを握ってからシフトペダルを操作しますが、E-Clutch搭載車ではシフトペダルを踏むだけでギアチェンジが完了します。
「それならAT(オートマ)と同じでは?」と思うかもしれませんが、大きな違いがあります。E-Clutchはクラッチレバーも残されているため、自分でクラッチ操作したい場面ではマニュアル操作に切り替えられます。AT限定免許では運転できず、普通二輪免許(MT)が必要です。
E-Clutchが便利な3つの場面
渋滞走行: 低速でのクラッチ操作が不要になるため、左手の疲労が大幅に軽減されます。通勤や街乗りで頻繁にストップ&ゴーを繰り返す方には大きなメリットです。
発進時: 半クラッチの操作が苦手な初心者でも、エンストの心配がほぼなくなります。坂道発進も電子制御がクラッチを最適に繋いでくれるため、スムーズに発進できます。
ワインディング: コーナー手前のシフトダウン時にクラッチ操作を省略できるため、ブレーキングに集中できます。スポーツ走行のレベルを一段引き上げてくれる装備です。
CB750 HORNET E-Clutchの主要スペック

| 項目 | スペック |
|---|---|
| 価格(税込) | 1,149,500円 |
| 発売日 | 2026年4月16日 |
| エンジン | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒 |
| 総排気量 | 754cc |
| 最高出力 | 91PS / 9,500rpm |
| 最大トルク | 7.6kgf・m / 7,250rpm |
| 車両重量 | 196kg |
| シート高 | 795mm |
| 燃料タンク | 15L |
| タイヤ(前) | 120/70ZR17 |
| タイヤ(後) | 160/60ZR17 |
| ライディングモード | 4モード5種類 |
| トランスミッション | 6速MT + E-Clutch |
従来モデル(STD)との違いを比較
価格差は約13万円
従来のCB750 HORNET(STD)は1,017,500円(税込)です。E-Clutchモデルとの価格差は約13万2,000円。この差額でE-Clutch+電子制御スロットル+アンダーカウルが追加されると考えると、コストパフォーマンスは良好です。
| 比較項目 | STDモデル | E-Clutchモデル |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,017,500円 | 1,149,500円 |
| クラッチ | ケーブル式 | E-Clutch(電子制御) |
| スロットル | ワイヤー式 | 電子制御(TBW) |
| アンダーカウル | なし | 標準装備 |
| ライディングモード | あり | あり(TBW連携で精度向上) |
| 車両重量 | 190kg | 196kg(+6kg) |
アンダーカウルが標準装備に
E-Clutchモデルでは車体下部を引き締めるアンダーカウルが標準装備されています。STDモデルではオプションだったパーツが最初から付いてくるのは嬉しいポイントです。見た目のスポーティさが一段階アップしています。
重量は6kgの増加
E-Clutch機構の追加により車両重量は190kgから196kgへ6kg増加しています。走行中に6kgの差を体感できる場面は限られますが、取り回し時にはわずかに重さを感じるかもしれません。
CB750 HORNET E-Clutchの競合モデル

ヤマハ MT-07(約79万円)
並列2気筒ネイキッドの定番モデルで、価格はCB750 HORNETより約36万円安い設定です。E-Clutchのような自動クラッチ機構はありませんが、軽量な車体(184kg)と扱いやすいパワー特性で根強い人気を持っています。コストを重視するならMT-07、先進装備を重視するならCB750 HORNET E-Clutchという住み分けになります。
スズキ GSX-8S(約96万円)
776ccの並列2気筒エンジンを搭載するスズキのネイキッド。独自のスズキインテリジェントライドシステム(S.I.R.S.)を搭載しており、電子制御の充実度ではCB750 HORNETに匹敵します。価格はE-Clutchモデルより約19万円安く、中間的な選択肢として検討する価値があります。
こんなライダーにおすすめ

通勤・街乗りメインの方
E-Clutchの恩恵を最も受けるのは渋滞路や信号の多い市街地を走るライダーです。クラッチ操作が不要になることで左手の疲労が大幅に軽減され、長距離通勤でも疲れにくくなります。
リターンライダー・久しぶりにバイクに乗る方
ブランクがあるとクラッチ操作やシフトチェンジに不安を感じるものです。E-Clutchは操作のハードルを下げつつ、MTならではの走る楽しさは維持しているため、リターンライダーの復帰に最適な1台です。
週末ツーリング派
91PSのパワーと196kgの車体は、高速道路からワインディングまで余裕を持って対応します。燃料タンク15Lで航続距離も十分。GWのロングツーリングにも安心して使えるスペックです。
よくある質問

Q1. E-ClutchモデルはAT限定免許で運転できますか?
いいえ、普通二輪免許(MT)が必要です。E-Clutchはクラッチ操作を自動化する技術ですが、トランスミッション自体は6速MTのため、AT限定免許では運転できません。
Q2. E-Clutchが故障した場合はどうなりますか?
E-Clutch機構が万一故障しても、クラッチレバーを使ったマニュアル操作で通常通り走行可能です。電子制御がフェイルセーフ設計になっているため、走行不能に陥ることはありません。
Q3. 従来のCB750 HORNETオーナーはE-Clutchに後付けできますか?
E-Clutchの後付けはできません。電子制御スロットルを含むハーネス・ECU・クラッチ機構が専用設計のため、STDモデルへの換装は技術的に不可能です。
Q4. 納車までの期間はどれくらいですか?
2026年5月時点では約1〜2ヶ月の納期が見込まれています。年間販売計画が国内500台のため、人気が集中すると待ち時間が延びる可能性があります。購入を検討している方は早めにHonda Dream店で予約することをおすすめします。
Q5. 維持費はいくらくらいかかりますか?
年間の維持費目安は、自動車税6,000円(250cc超)、任意保険約30,000〜50,000円、車検約30,000〜50,000円(2年ごと)です。燃費はWMTCモード値で約25km/L前後が見込まれ、15Lタンクで約375kmの航続距離になります。
Q6. 身長が低くても乗れますか?
シート高795mmはミドルクラスネイキッドとしては標準的な高さです。身長165cm程度の方でも両足のつま先は接地可能ですが、べた足は難しいかもしれません。Honda Dream店で実際にまたがって確認することをおすすめします。
Q7. カラーバリエーションは何色ありますか?
2026年モデルのE-Clutchは赤フレームが特徴的な新カラーが設定されています。詳細なカラーラインナップはHonda Dream店で確認できますが、E-Clutch専用カラーが用意されている点も注目ポイントです。
試乗予約をしてE-Clutchのフィーリングを体感しよう

CB750 HORNET E-Clutchは、ホンダの最新電子制御技術を114万円台で手に入れられるコストパフォーマンスの高い1台です。E-Clutchの便利さと6速MTの走る楽しさを両立させたモデルで、通勤からツーリングまで幅広い用途に応えてくれます。
スペック表だけでは伝わらないE-Clutchのフィーリングは、実際に乗ってみて初めて理解できます。Honda Dream店では試乗車を用意している店舗もあるので、GW期間中にぜひ試乗予約を入れてみてください。

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